レポート - 2018.01.29

陶芸の町 波佐見高校生による架空企業『18金プロジェクト』が熱い!

 

こんにちは、ソトガワ編集部です。
今の高校生は、熱いです。
私たちいい大人の時代の高校生といえば、バンド甲子園かダンス甲子園で熱くなった記憶がありますが、
今は、ビジネスで熱いらしいのです。
高校生による「ビジネスプランコンテスト」などもあり、社会に出る前に、学校の勉強だけでなくビジネスの学習もできる機会が増えています。
私たちの時代の大人たちが、実際に、学校の勉強だけで社会に出て、挫折を味わい、苦しみ、そんな思いをしているからこそ、そんな大人たちがサポートしながら高校生が起業したり、学んだりする機会がどんどん増えているのです。


今回ご紹介したいのは、
2017 年に設立された一般社団法人 金富良舎(コンプラシャ)の子会社で、波佐見高校美術工芸科が運営する 18 歳で定年退職制の架空の会社「18金プロジェクト」です。
なんとも面白いのは、この高校生たちの社会活動をサポートする金富良舎の各領域で活躍する大人たち。
長崎県波佐見町という波佐見焼のものづくりの町で、窯業に関わる大人、その陶磁器等のパッケージに関わる大人、ものづくりの町で生まれ育ち芸術家になった大人、庭師として世界で活躍する大人、そしてこの町に一人でも多くの人に来て楽しんでもらいたいと思う観光業に関わる大人。
そんな町を愛する大人たちが、次世代の高校生に、架空ではあるが「起業」することで、この社会を面白おかしく楽しみながら生き抜くように導いている。


彼らのプロジェクトの目的は、金儲けではない。
学生が主体となって、普段あまり接触することのない町民の方との交流を深めるイベントを企画することで、町外から通学している生徒も波佐見町に親しみをもてる活動にすることと、町外の人にも広く参加してもらうことで波佐見高校だけでなく町のPRに繋がることを目指している。



彼らの活動のひとつとして、
波佐見高校美術工芸科のアート空間演出による一般参加型フリーマーケット 「はさみの森」が 2月4日(日)に波佐見町で行われます。
ソトガワ美術館でもレポートしていきますが、ぜひお近くの方は彼らの活動を応援しに、波佐見町に行って見て欲しい!



◆ 日時:
2018年2月4日(日) OPEN 10:00
場所: 西の原 833 スタヂオ + モンネポルト
(〒859-3711 長崎県東彼杵郡波佐見町井石郷 2187-4)

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主催 金富良舎・18金プロジェクト
協賛 HASAMIコンプラプロジェクト
協力 波佐見高校美術・工芸科
エリック・ルオン(京都造形芸術大学准教授)

HASAMI コンプラプロジェクト http://hsmcpd.jp/
Twitter/ Instagram: 「18kinproject」
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