企画展 - 2019.1.7

波佐見への移住ってどうなの?「地域おこし協力隊」OGが語る移住のあれこれ 後編

 

 

現在、「地域おこし協力隊」の任期を無事に終えた福田さんは、高齢化や後継者不足などで空き工房を物件化して借り手や買い手を見つける「波佐見空き工房バンク」の企画運営を役場の業務委託という形で行っています。「単身や家族連れの作家さんからの波佐見への移住相談に応じています。私自身が移住者なので、移住を考えている人たちの不安や困りごとなどに寄り添ってサポートすることができればと考えています」。

 

 

誰でも気軽に利用できるレンタルスペースとして、生地工房だった空き工房を自らリノベーションし、「みんなのアトリエはざま」もオープン。この工房で移住の相談を受けたり、ワークショップを行ったりするそうです。そのほか、定期的に移住モニターツアーを企画運営するなど、波佐見への移住促進の業務を精力的に行っています。

 

 

プライベートでは、波佐見で出会った畳職人の旦那さまと結婚され、現在子育ても両立している福田さん。半年間の産休中は、役場の人がバンクの業務の対応もしてくれたといいます。「波佐見は役場の方も地元の方も、こちらのやりたいことなどにできるだけ応えてくれようと協力的でいてくれるので、本当に恵まれていると感じます。また、もちろん窯業に関わる環境も整っていて、若いクリエイターの方もどんどん活躍していますし、子育てにも安全で移住先としてもとてもおすすめですよ」。

 

3年間の「地域おこし協力隊」を経て、波佐見でますます活躍の幅を広げながら充実の日々を送る福田さんの笑顔が印象的でした。今後、ますます全国的に盛り上がっていきそうな「地域おこし協力隊」。福田さんのように、新たな人生のスタートともいえる“移住”を考えている人を、ソトガワ編集部はこれからも応援していきたいと思います!

 

 

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