京都文化博物館で、新しい器に出会う!「HASAMIコンプラプロジェクト」企画展示販売会は2/28まで!

京都府京都文化博物館


京都文化博物館別館内 JARFO京文博LUCKで現在行われている「HASAMIコンプラプロジェクト」企画展示会に行ってきました!
誰もが一度は使ったことのある波佐見焼で有名な、長崎県波佐見町。この波佐見町出身で京都在住の現代アーティストの松尾栄太郎さんらが、アートの視点で地域産業を面白く変えていく、そんな活動が始まっています!これは注目!


そもそもプロジェクト名にもなっている「コンプラ」とは、ポルトガル語でconprador、仲買人という意味。オランダ人に日常品を売る特権を与えられた商人をコンプラ商人と呼び、その組合をコンプラ仲間と呼んだとか。幕末の頃、強度と美しさを兼ね備えた波佐見焼のコンプラ瓶に、醤油や酒を詰め出島から海外へ輸出されたそうです。このコンプラ瓶を再現した瓶が窯元「WAZAN」より販売されていて、こちらの展示販売会でも数量限定で販売されていました!お酒を入れても、花瓶にしてもとってもすてき。


この展示会のプロデューサーでもある現代アーティスト松尾栄太郎さんの作品がこちら。
雑誌と陶土で制作された作品「不要シリーズ」。その時代を写しだす雑誌や新聞の記憶を、陶土で固めて残し、作品にするという作家の生き方を感じる作品で、時間を忘れて見入ってしまうそんな作品でした。


そして、これが、松尾栄太郎さんが波佐見の職人技、コーディネーターとともに作り上げた「使い捨てない紙コップ・紙皿シリーズ」。使い慣れている紙コップだと思って手にとった瞬間に感じる陶磁器の重みに、驚きとともになぜか安心感というか、陶磁器の温かさを感じました(笑)。現代の環境問題である使い捨ての時代に、挑戦的な作品!しかも使いやすさを追求しているところが波佐見焼の素晴らいところ。秀逸!!
数量限定で先行販売されていますのでお早めに。



そして、なんとも楽しく時間を忘れて選んでしまうのが、「サイネンショー」作品。
家庭で使わなくなった不要陶器を持参すると交換できるというので、私も一つ交換しようと思ったら、あまりに面白く生まれ変わった器に妄想がすすみ、なかなか選べず。。最後は感覚的な「出会い」で選びました!
それにしても、サイネンショーという活動、みなさんご存じでしたか?活動を推進しているのが、陶芸家 松井利夫さん。陶磁器の回収と再燃成を通して、古い陶磁器の再生と展示を継続的に行い、日本の食文化と密接に関係する陶磁器の多彩な姿や、流行、趣味を「再燃焼」させた器によって観賞しようという活動です。
家庭に眠る陶磁器を全国から回収し、京都府北部にある穴窯で、約1,300度の高温で35時間から50時間、焼成し、燃焼は古民家の解体材、間伐材、製材端材を使用しているそう。窯焚きは、いつでもだれでも参加できる非専門家集団で運営されているとのことなので、ソトガワ編集部も絶対に参加する!と心に決め、レポートしたいと思いますので皆さんお楽しみに!


やっぱり、器って集めたくなる!
今回の展示会では、マルヒロHASAMI PORCELAINWAZAN、藍染窯、aiyu、STUDIO Wa2などの今人気の波佐見焼の窯元からのすてきな器や、長崎出身のアーティスト河井いづみさんの作品が購入できます!


何時間あっても足りないくらい!普段何気なく過ごしている日常を、立ち止まり考える時間をくれた展示会でした。そして、器選びってやっぱり楽しい!改めて日常生活の中心となる食を見直したいと実感した一日でした。
ぜひ、皆さんも京都文化博物館内JARFO京文博LUCKでのHASAMIコンプラプロジェクト展示会「次の日常を、考える。」に足をお運びください。

HASAMIコンプラプロジェクト企画展示会
期間:2017年2月2日(木)~2月28日(火)
open 10:00/close 19:30(月曜定休)
会場:JARFO京・文博LUCK
        京都府京都市中京区東片町623-1(京都文化博物館別館内)
お問い合わせ:℡075-222-0302